2009年 11月 09日 ( 1 )

私には二歳違いの姉が一人います。

かれこれ二十数年 海外生活をし、十年ほど前に帰国して今は東京の世田谷に一家で住んでいます。

電話ではちょくちょく長話をするのですが、珍しく「来週に貴女の家に遊びに行きたいわ。生まれ育った場所や
 
幼友達の家なども見たいから」というので先日、逢うことになりました。

私は場所こそ離れてしまいましたが、生まれ育った街に住んでいるのです。なので姉は私の住んでいるところ

が懐かしいのでしょう。

小学生の頃の遊び場だった神社に行ってみると(私はちょくちょくラブを連れて来るのですが、ノンビリ散策は

初めてでした。)そこはもうすっかり秋の気配。

小さい頃も菊の品評会をやってたっけ。

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これは「天然記念物」に指定された「大銀杏」
何本もの樹が束になって太く育っています。
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昔は広く感じた道も 今、通ってみるとなんと細く感じられることか。

「ココが○ちゃんの家があったところだわ」
「あそこはまだお兄さんが継いでいるのね」

そんな懐かしい話をしながら道に迷ったりして 脚本家の水木洋子さんのお屋敷に着きました。
この日は見学の人もいなくてゆっくり観ることが出来ました。
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そんな懐かしい街を散策すること3時間。

我が家でお昼を食べながらおしゃべりしていて「お姉さんがこの街を散歩したいなんて一体どうして?」と質問してみました。

実は姉は長年の海外生活での食生活が元で、数年前から糖尿病を発症していて、昨年 網膜が傷つき、手術をしたのです。

「片目の視力がなくなりつつあってね、今ならまだちゃんと見えるし、そんなうちにしっかりと昔の街を脳裏に収めておきたかったの」

と言うのです。

我が家には糖尿病の血統はありません。

ですから姉の病はまさに食生活が原因としか言いようがないのです。
本人もそれは承知です。

子育てに忙しく、アチコチを精力的に飛び回って、且つホームパーティーを毎週のように開いている主婦には
食べることが唯一のエネルギー源なのでしょう。
私も一ヶ月ほどロンドンの姉のところへ 子供連れで滞在したことがありますが、義兄の仕事の関係で殆ど毎夕 ホームパーティーが開かれ、デザートには大きなケーキが登場していました。
「これでもか、これでもか と頂いた後に あんな大きなケーキやフルーツをペロリと平らげる外人さんのお腹の中は一体どうなっているのかと不思議に思ったものでした。

(でも姉は決して太ってはいません。むしろ私より体重は軽いのです。)

やはり若い頃食べていた食事の種類は 日本人の身体には合うものではなかったのでしょう。



今、私もこの年齢になってみると、「若い頃食べたかったものが今は食べたくない」、とか要するにコッテリ系からアッサリ系に移行しているのがわかります。
それだけ身体が欲していないんでしょうね。

よく 自分の育った場所の食べ物を食べると健康に良いとか地産地消とかいいますよね。

バナナは南国で採れるから南国の人は身体を冷やすよう、リンゴは北国で採れるものでこれは身体を温めるとかいいますよね?

最近の私も「和食」の良さがわかるようになり、進んで調理するようになってきました。

やはり「食は命」ですね。

毎日の食事をあなどらず、大切にとりたいものだと姉から教えてもらった秋の一日でした。
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